東海自然歩道 1回目 (高尾山起点 → 千木良バス停)
2012年9月26日(水) 晴
横浜の自宅から電車で「高尾山口」迄行き、高尾山の東海自然歩道起点を11:05スタート。
(注:
文中で左側、右側とは大坂に向っての左右です)
9月に入っても暑い日が続いたり、妻の予定が合わなかったりして、奥州道中を進めずにいる中、足慣らしにでもと、一人で東海自然歩道に挑戦してみた。
しかし、久しぶり(中山道以来)の山登りだったこと、高尾山や城山は急な階段道が多いことなどから、足慣らしどころか帰ってから2日程足が痛くて参った。
終盤での長い下り階段は、“足に来るー”。
【高尾山口】
京王線「高尾山口駅」の改札左手にある「観光案内所」で地図を貰い、右手のコンビニに行ったら弁当類は売り切れ。仕方なく高尾山ケーブルカーの「清滝駅」まで行った ところ、一軒だけ「おにぎり弁当」を売っていたのでこれを購入。
高尾山薬王院の表参道入口に建っている『東海自然歩道起点』から、通称『自然研究路1号路(関東ふれあいの道)』をへて、まずは高尾山頂迄の3.8Kmに挑む。(11:05)
【高尾山】
コンクリートの道を40分程登ると、ケーブルカー「高尾山駅」の下の広場前に到着。ここから東京や横浜の都会が一望出来る。正面の「多摩丘陵」奥に「東京スカイツリー」「東京タワー」「新宿の高層ビル」、左手には「横浜ランドマークタワー」等。(11:45)
「高尾山駅」の上の広場に登ると、言うまでもなく人が増え、「十一丁目茶屋」前の休憩広場で昼食とする。(11:50〜12:10)
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「十一丁目茶屋」前を過ぎるとすぐ左手にたこ杉が現れる。 【たこ杉(蛸杉)】 市指定天然記念物 (昭和39年7月23日) 高さ37m、目通り幹囲約6m、樹齢およそ450年の大杉で高尾山内にある都指定の飯盛杉に次ぐ大木である。 「蛸杉」とは、「昔参道開さくの際、盤根がわだかまって工事の邪魔になるところから伐採しようとしたら、一夜にして根が後方に曲折した」との伝説とその根が「たこの足」に似ているところから呼ばれるようになったものである。 平成二十四年三月三十一日 八王子市教育委員会 |
2007年からミシュランガイドで、『三つ星の観光地』に選出されてから人も増加し、世界一の登山者数を誇っているだけあって、平日でも老若男女で込み合っている杉並木の参道を進み、薬王院に到着。
ここで登山の無事を祈る。(12:30)
【高尾山のスギ並木】 東京都指定天然記念物 昭和27年11月8日指定
高尾山薬王院境内の参道に植えられたこのスギ並木は、参道下にある巨杉とともに都内ではまれに見られるもので、その数はおよそ十数本を数えます。
昭和41年9月24日に当地域を襲った台風26号によってかなりの被害を受けましたが、巨樹がそろっています。
この杉並木の中に見られる巨樹は、幹周り5.6m、高さ47.0mに達しています。
なお、すでに老杉であるため、根元に近いところは空洞化しているものもあります。
平成22年3月 東京都教育委員会
東海自然歩道は、薬王院大本堂左手の階段を上り、奥の院(権現堂・不動堂)の脇を抜けて高尾山頂まで20分。
『明治の森高尾国定公園』内にある高尾山頂は標高599.03mで、広場には売店と「ビジターセンター」がある。(12:50〜13:10)
ビジターセンターでは、毎日13:00から1時間の無料観察ツアーを行っているが、先着10名迄なので本日は受付終了となり参加できなかった。
山頂広場からの都会の展望がすばらしい。
【小仏城山】
高尾山山頂からの東海自然歩道は、南西「大見晴園地」の右階段を下って、茶屋があるもみじ台(13:15)を経由して小仏城山に向う。ここからハイカーは少なくなってくる。
もみじ台から長い下り階段となるが、その階段道が始まる所から富士山が良く見えた。
やがて小仏城山への長い登り階段が始まる。
途中、一丁平園地というトイレが完備している休憩所がある。(13:45〜13:50)
【明治の森高尾国定公園】
この公園は国の明治100年記念事業の一つとして、東京都八王子市郊外の高尾山麓から高尾山頂大見晴、一丁平、小仏城山にかけての標高600メートル程度の山陸部一帯で高尾山国有林を中心として指定されたものです。高尾山は古寺薬王院の寺領時代からの、もみ、あかまつ、かや、すぎ、ぶな、かしなどの針広混交の高齢巨木の自然林を構成して東京近郊ではまれにみる自然状態を保有している。
公園面積 770ヘクタール
指定年月日 昭和12年12月11日 林野庁 東京都
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一丁平から、城山まで0.9Kmの標示。
こちらは登り階段に苦労している中、登山道を走っている男女に出くわしてビックリ! この時期彼岸花が咲いていた展望が開けた場所に出てくると、間もなく標高670.3mの小仏城山の山頂に到着。 高尾山から2.5Km。山頂広場には「城山茶屋」があり(左の写真)、テーブルと椅子が沢山並んでいて、綺麗なトイレもある。 ここで飲み物が切れたので購入したが、500ml入りペットボトルは200円だった。その他、『氷』と『おでん(500円)』の幟が立っていた。(14:15〜14:30) |
小仏城山から各方面へのコースがあるが、東海自然歩道は、茶屋の左手に立っている『東海自然歩道 相模湖方面』の大きな看板に従って下りて行く。
城山から相模湖へ下りて行くコースは整備されているものの急な階段道で、更に、誰も行かず私一人だった為、この道で足を怪我したら誰に助けてもらえるのかと不安になった。疲れた足には階段がつらく、こけそうになるのでより慎重にならざるを得ない。
1時間かけて下り切った時は、久しぶりの登山で足が痛かった。住宅地に下りた所には茶屋とトイレがある。(15:30)
茶屋の前を左折し、すぐ右折して国道20号線に出る。東海自然歩道は、国道を渡り「弁天橋〜嵐山」に向う。
国道に出た所に千木良バス停があり、相模湖駅行き(1時間に1本)と八王子行き(1日3本)の神奈中バスがある。
今回の旅は、この「千木良バス停」で終了し、バスの時間が合わないため相模湖駅に向って国道を歩くことにした。
次のバス停「底沢」で、小仏峠から下りてきた甲州街道と合流する。≪甲州街道5回目を参照≫
2007年4月7日以来の甲州街道と再会し、そのまま小原宿迄歩く。
小原宿を懐かしく見学していると16:20分のバスが来たので相模湖駅まで乗 り、JRで帰宅。
1回目の旅終了(15:40) 千木良バス停
本日の記録 : 自然歩道のみの距離は、8.8Km/4時間35分/14,200歩 (高尾山口起点〜千木良バス停)
寄り道を含めた実歩行距離は、10.7Km/5時間20分 (高尾山口駅〜小原バス停)